白神の風土や野生動物をテーマに活動をしている動物写真家・江川正幸さんの写真展が9日、サン・ルーラル大潟で始まり、オープニングセレモニーが行われました。
 写真展は「白神山地『出会い』と『対話』」と題し、八峰町に移り住んで活動している江川正幸さんの作品展です。ロビーという制約から、大小様々な大きさの作品が展示されています。
 
 江川さんは1954年、北海道小樽市生まれ。1972年、写真家を志し弘前市に移住しました。
その後は白神の里、八峰町に住まわれています。
この度、大潟村で江川さんが写真展を開催されたのは、村の友人、知人との「出会い」と「対話」から実現したとの事です。

 私も以前、江川さんとお会いしたことがあります。
「大潟村木炭研究会」の忘年会に、江川さんがゲストとして参加され、酒を酌み交わした時です。
その折、白神の写真集や野生動物の著書などを拝見させて頂きました。
江川さんも私を覚えていて下さり、短い時間でしたがお話を伺うことが出来ました。

 また会場でこの春、横浜から三種町に移住されたブログ「あきた、ていじゅう日誌」の山本智さんと「出会い」の機会を得ることが出来、とてもうれしく思いました。
農家レストランを目指す山本さんの生き方は、大胆にして繊細。
周囲の方たちは勿論、ブログを通じて多くの方々の共感を呼んでいます。私もその中の一人ですが・・・。

 写真展の「出会い」と「対話」は、40年もの長期に渡り、青森・秋田の白神を巡り、大自然とそこで出会った動物や人々との対話から生まれた世界を表現したものです。

 江川さんは写真と同様に、大潟村との「出会い」と「対話」で新しい写真文化を作り上げてゆきたい、と抱負を話されていました。
声高に芸術性を叫ぶことなく、記録性にもこだわりながら対象に迫ってゆく優しさが作品からも感じました。

 オープニングセレモニーでは、江川氏さんの活動を記録したNHK制作のビデオが紹介された後、大潟村のオカリナ奏者二人の演奏も披露されました。
 
 演奏に合わせ江川さんの白神の四季を撮影した映像が紹介されました。
映像と音楽のコラボレーションは不思議なアート空間を生み出していました。
特にオカリナが奏でる「秋田民謡」のメロディーと音色がとても素朴で映像とも相性がよく心地良く感じられました。

 カメラマンとして生きてきた分野は私とは違いますが、江川さんの生き方は深く印象に残りました。

 写真表現は、個人の生き方、人生そのものの反映だと思います。
一枚一枚の映像に込められた生き方、全人格が投影された写真が、見る人に感動を与えるのでしょう。

 作品全体を通して、優しさの陰に秘められた写真に対する激しいエネルギーを感じました。

 大きな自然の中で、人は活きるべきだと私は思っています。
写真もさることながら、江川さんの言葉が心に沁みたギャラリートークのひと時でした。

 写真展は今月一杯開催されています。



                  <サン・ルーラル大潟の写真展お知らせ>
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         <1階ロビーの展示会場>
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