今日3月3日は、桃の節句「ひな祭り」。男兄弟ばかりで育った私には縁が薄い節句です。


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 この季節、各地で「ひなめぐり行事」が開催されます。秋田県内でも矢島町などでも行われ、数年前に訪ねたことがあります。今回は村の「スポーレおおがた」が募集した「酒田雛街道」に参加し、山形県酒田市の「湊・酒田の雛めぐり 酒田雛街道」を訪ねました。

 酒田市は江戸時代、北前船の拠点として栄えました。荘内の米を大阪へ運ぶ西回り航路の開拓により繁栄を極め、「西の堺、東の酒田」と、「日本永代蔵」に記されたほど。上方や江戸から雛人形が酒田湊へ運ばれ、酒田から最上川を通って内陸へ、更には秋田方面へ運ばれたようです。酒田の豪商「本間家」をはじめ、豪商たちが所蔵した質、量共に優れた雛が、今日広く一般に公開される「酒田雛街道」の原点です。

 「酒田雛街道」の参加者は30数人。当然ながら7~8割は女性でした。午前6時半、大潟村体育館をバスで出発。酒田市までは3時間。先ずは「本間美術館」の「雛祭古典人形展」へ。同館の「ひなまつり」は、昭和23年から始まりました。御所人形やさまざまな衣装人形、寛永雛、神像型内裏雛、古今雛などが、1階から2階にかけて年代順に展示されていました。しかし、今回訪れた雛街道はどこも「撮影禁止」のため、残念ながら映像の紹介はできません。

 今回は、一昨年訪れなかった「本間美術館」と、隣接する「鶴舞園」へも足を運びました。「鶴舞園」は、本間美術館の中にある池泉廻遊式庭園。 鳥海山を借景としているそうです。丁寧に手入れされていることがわかり、趣がありました。園内の一角にある「青遠閣」も格式ある建物でした。ガラスは「吹きガラス」と言われ、100年ほど経過していますが、現在のものとは違い、多少歪んで見えるところが特徴。ここにも雛段が展示されていました。

       青遠郭入口
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       青遠郭外観。窓ガラスは貴重な「吹きガラス    
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 次に訪れたのが豪商の面影を今に伝える「本間家旧本邸」。本間家三代光丘が幕府一行の本陣宿として、明和5年(1768)新築し藩主に献上後に拝領した建物です。表は武家屋敷造り、奥は商家造りという建築様式で、極めて珍しく興味深いものでした。当然ながら旧本邸にも雛飾りがあり、豪壮にして時代を感じさせる立派なものでした。又、ここのガイドの中年女性の語り口は、軽妙でユーモアがあり好感を持ちました。


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 次は道路を隔てた「別館お店(おたな)」。「お店」は、本間家初代以来、本間家が代々商いを営んだ場所。実際に使用した帳場や度量衡、台所用品などが展示され、往時を忍ぶことが出来ます。さあ、次は雛飾りを忘れて昼食タイム。

 目的地は市場2Fの「海鮮どんや とびしま」」へ。平成15年5月オープンした庄内浜水揚げの食事処です。日本海庄内浜でとれた旬の地魚が食べられるとあって人気のスポット。私たちが到着した開店直前でも、すでに20人ほどの行列。


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 前回は昼食時刻を過ぎて訪れたため、人気メニューなどは数量限定のためほとんどが売り切れ状態。今回は開店前に行列に加わることが出来た為、限定メニューにありつくことが出来ました。新鮮な上に安い事が人気を呼ぶ理由。


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 午後、最後の雛飾り会場は「舞子茶屋 相馬楼」。ここでは料亭内の見学と舞子の踊りを見物しました。
上方まで知られた酒田の花柳界でしたが、時代が変わり芸妓組合も解散。その後は、「伝統ある料亭文化を育成、地域芸能を伝承する」ことを目的に、「舞娘さん制度」を創設。その酒田舞娘のあでやかな踊りを鑑賞。人生初体験の舞子観賞は、今日では時代離れした独特の世界でした。


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 最後は市内でも有名な牧場直営の豚肉専門店へ。メンチカツや豚カツは勿論、あらゆる豚肉の惣菜がズラリ。参加者のほとんどが買い物をした結果、店内の商品の一部が売り切れるほど。私も出来合いの豚カツを購入し帰途へ。 
 

 
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