風水害や大規模な土砂崩れなど、災害に見舞われた一年でした。 
 「今年は自然環境がどこかおかしい」と言う声を聞くことがあります。確かに私もそのように思うひとりです。

 例えば秋の紅葉。ずっと見続けて来た県内各地の紅葉をみて気が付きました。栗駒山麓のあの燃え立つような赤や黄色の紅葉ではなく、どこかくすんでいるように見えました。自宅前のヤマナラシもまた、いつまでも青いまま。やはりあの鮮やかな黄色やオレンジに染まることなく散ってしまいました。どうしたのでしょうか。

 それでも12月、ハタハタ漁が始まったと聞けば、「いよいよ、冬」と身構えながらも、自然がもたらす恵みに心が躍るのです。雪国「秋田県人」の笑えない血でしょう。もっとも一時期ハタハタ漁が全面的に禁止された時期もあったことを忘れてはならないと思いますが・・・。

 1週間ほど前、「ハクチョウ」撮影の為に友人と大潟村から男鹿市にかけて軽トラを走らせました。
例年だと、「ガン」をはじめ「ハクチョウ」などを田んぼで観ることが出来ますが、この日は「ガン」の群れを1回見ただけでした。結局、野鳥撮影は諦め、始まったハタハタ漁をみようと、男鹿半島北浦漁港まで足を延ばしました。午後と言うせいもあり、沿岸に出漁中の漁船は1隻のみ。岸壁には「ハタハタ」用のトロ箱が山積になっているのに、ハタハタを網からはずす漁師や、それを買い求めようという人たちの姿もなく周囲は閑散としていました。例年とは趣が違う漁港の光景に少々驚きました。

 それでも岩壁脇の小さな川の流れに、サケが遡上する様子を見ることが出来ました。
特にふ化事業をしているわけでもないのに、産卵の為に川を懸命に上ろうとする傷だらけのサケの姿に打たれました。自分達のこんなにも身近な故郷に、豊かな自然の営みが有ることに感動です。写真撮影が空振りだったにもかかわらず、ひどく得をしたような気分で村に帰りました。
 
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