私が所属する「大潟村木炭水質浄化研究会(小林信雄会長)」では今、2つある炭焼き窯のうち、「2号基礎」の再建に取り組んでいます。 
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 大潟村では、マツクイムシ被害の松の木を利用して炭を焼こうと平成16年、村の有志が建築廃材を再利用した炭焼き窯を造りました。次いで平成18年、秋田県や大潟村などからの補助金を得て造られたのが、問題の「2号基」。

 「1号基」と違い「2号基」は、図面に従い建設業者が造りました。補助金の関係により、会員は建設に関わることなく造ったようです。しかし建築物と違い、炭を焼く窯は高熱にさらされる等、炭焼き窯独自の設計と建設が必要です。そのため、建設当初からこの「2号基」はトラブル続きだったのです。

 炭を焼く場合、窯の内部が800度になった時点で、空気を遮断します。ところが「2号基」は、目に見えない部分に亀裂があり、酸素が供給され続け、炭が燃え尽きてしまう事が度々ありました。その都度、亀裂や空気漏れがあると思われる部分を修理や補修してきましたが、一向に改善されずにお手上げ状態でした。最近は炭焼き使用を断念、見捨てられた存在でしたが、この秋、村からの補助金が交付されることになり窯を再建する事になりました。

 トラブルの主な原因は亀裂などによる空気漏れ。そのため大谷石や耐火レンガ、こねた粘土などの土からなる窯本体だけを壊し、これまでに会員たちが培ってきた炭焼きの経験や知恵を生かし、自分達の力だけで再建するというもの。私自身は、重機を扱う事もできないし、レンガを積む技術もありません。しかし、炭焼き窯の構造を知りたいと言う気持ちと、自分たちの力で窯を造ろうというチャレンジ精神旺盛な人々と一緒に、「夢を見たい」と参加しました。

 作業は、大きく分けて窯本体の解体と再建。窯を覆う小屋などの付属施設には手を着けず、また耐火レンガなどは再利用をするなどの細かい気配りも。窯を知りぬいたベテラン会員を中心に知恵を出しながら、いよいよ着手。


      解体される炭窯「2号基」。
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 10月22日午前9時。稲刈りは終了したものの、暗きょ作業などでまだ忙しい農家もあり、呼掛けに応じて参加した会員は、会長以下全部で7人。

 1日目は窯本体の天井を壊す作業です。
天井は、焼いた土、粘土質の赤土と珪藻土を水でこねてドーム型にしたものを天井から吊ってあります。熱い部分では15㌢もあります。ハンマーで割り、窯の外に運び出します。人手が必要な作業ですが、こんな時には私も一人前。次にビッシリと積み上げた耐火煉瓦を一つ一つ運び出し、いよいよ再建に着手です。途中、色々な難問に直面しながらも作業は続いています。完成までは10日前後の予定ですが、日を改めてその工程を紹介します。


     窯上部を覆う天井は珪藻土や粘土からなり、厚さは15㌢もあり、建屋から吊り下げられている
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     窯上部がはずされ内部が現れた。壁面は耐火煉瓦で囲まれている
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     耐火煉瓦が運び出された窯の内部。
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     窯内部と出入り口。土ぼこりが激しいため、排煙用のダクトを使用。
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