今日から9月。秋雨前線の影響で連日のように雨天が続いています。
      DSCN3015_convert_20130905183125.jpg
 私が所属する「大潟村山友会」は、会員登山として8月30日「八幡平~もうせん峠~焼岳」縦走登山を計画。心に期するものがあり私も参加してきました。

 私の山歩きはこの「八幡平」が最初です。学生時代の夏休みに初めて訪れた思い出深い山です。
アルバイト代を貯め、初めて登山靴やザックを購入しました。夏休みに入り、友人たちが「八幡平」で地元営林署のアルバイトしとして、高山植物監視員をしていました。私も彼らに合流し、夏休み期間中を「八幡平」で過ごしました。まだ八幡平頂上への自動車道路もない時代の話です。

「八幡平・蒸の湯温泉」の山小屋に泊まり込みながら、高山植物の盗掘を防ぐ目的で、「八幡平」一帯を巡回しながら時たま登山道の整備をするのが仕事。朝、宿から握り飯を渡され、一日中山を歩いていました。大潟村へ移住後は、幾度も「八幡平」を訪れていますが、「もうせん峠」へは足を踏み入れたことがなく、心残りでした。今回、50年振りに懐かしの「もうせん峠」へ行ってきました。

 今年の異常とも思える悪天候が、山歩きにも暗い影を落とし、慎重にならざるを得ません。
小雨混じりの30日午前6時、会員8人が2台の車に分乗し、鹿角市の八幡平を目指しました。時折、青空がのぞいたかと思うと、突然激しい雨風がフロントガラスをたたく不安定な空模様でした。中止か実施かは現地で最終判断をすることにし、登山道がある「後生掛温泉」へ。

 8月末にもかかわらず山へ向かう車はありません。一体はガスがかかり、山並みは雲の中。幸いなことに雨は小降り。午後から好転の予報もあり、「会員登山」の性格上、慎重ながらも悪天候下での山行も大事と、実施決定。全員カッパを着用し、ストレッチの後、9時過ぎに「後生掛温泉」を出発し、「もうせん峠」を目指しました。雨は止む事も無く降っていましたが、幸いコヌカ雨程度。一体の尾根はすっぽり雲の中ながら、雨に濡れたブナ林の山歩きはしっとりとして楽しい。

比較的良く整備されていた登山道は、次第に雨に濡れたゴツゴツした大きな石の道となり、慎重に登りつめて行きます。2時間ほどで登りがゆるくなり始め、「もうせん峠」に到着。



     DSCN3029_convert_20130905202621.jpg




     DSCN3021_convert_20130905202428.jpg


 学生時代に歩いた「もうせん峠」のイメージは、なだらかな尾根を「ガンコウラン」がモウセンのように覆い、青空の下、四方が展望できる景観でした。しかし、50年を経て訪れた「もうせん峠」は、霧と強風が吹き荒れ、ササ藪が生い茂り、かつてのイメージとは程遠いものでした。昼食は天候が良ければ「もうせん峠」のはずでしたが、強風でかなわず、さらに10分以上歩く「焼山避難小屋」を目指しました。



     DSCN3032_convert_20130905202706.jpg


 事前に把握はしていましたが、「焼山避難小屋」は倒壊の恐れがあり使用禁止。確かに避難小屋は傾き、立ち入りができないため、小屋の前の屋外で昼食。ここで「後生掛温泉」に駐車した車2台を最終目的地「玉川温泉」へ移動するため、会員2人が出発地点まで戻りました。「玉川温泉」を目指す私たちも、体温低下予防のため昼食後直ちに「焼山」頂上へ。

 頂上一帯は「鬼が城」とも言われる奇岩がそびえる岩山。
尾根から吹き上げる強風は、体が吹き飛ばされるかと思うほど。慎重に頂上を目指しましたが、これほどの強風は初めて。私ともう一人は、ザックカバーを吹き飛ばされました。尾根を下るとブナ林が続く登山道。



     DSCN3037_convert_20130905203821.jpg



     DSCN3041_convert_20130905203900.jpg



     DSCN3054_convert_20130905204438.jpg


 午後2時過ぎ、7.5㌔を5時間かけ、無事に「玉川温泉」着。
若かりし青春の思い出の地を踏んだ一日。時の流れをかみしめながら、浸かる温泉はまた格別なものでした。

 

 
Secret

TrackBackURL
→http://blog7573akt.jp/tb.php/767-0dd1a056