8月に入り、初めてのブログ更新。どうしてもお伝えしたい話題があり、今日の再開となりました。
 朝日新聞秋田総局から「全国吹奏楽コンクール第55回秋田県大会」の撮影依頼があり、快く引き受けました。期間中は大変勉強(?)にもなり、何か新しい発見をしたような充実の日々が体験できました。

 主催は、秋田県吹奏楽連盟と朝日新聞社。「大学の部 職場一般の部」の県大会は、8月4日に湯沢市で開催され、終了しました。中学校と高等学校の部が、8月9日から11日まで、秋田県民会館で開催され、地区大会で選ばれた中学、高等学校の各吹奏楽部が、東北大会の出場権をかけて演奏を競い合いました。

 そもそも「吹奏楽と言われるものは、管楽器を主体として演奏される音楽の総称。一般には、ヨーロッパの軍楽隊およびアメリカのスクールバンドの編成、すなわち西洋の木管楽器・金管楽器を主体とし、打楽器やその他を加えた十数人から100人程度の編成で演奏される音楽を指す。軍隊や国民の士気を鼓舞するためのものなどの実用音楽として発達したが、今では、音楽ホールにおける演奏会や、マーチングバンドなどの活動が中心となっている」(ウィキペディアから)。私たちが俗に言う「ブラスバンド」の事です。

 主催の朝日新聞社としては、東北大会出場に選ばれた代表校を「秋田版」で写真付きで紹介しますが、審査結果でどの学校が選ばれるか未定の為、参加校すべてを撮影しておく必要があります。そこで私の出番となったわけです。期間中、普段接する事がなく未知の分野に触れ、多くの事を学びました。

 9日に行われたコンクールは、30人までの「高等学校小編成の部」と、55人までの「高等学校の部」。10日は50人までの「中学校の部」。最終日11日は25人までの「中学校小編成の部」と、人数に制限がない「中学校合同の部」に分かれて演奏が行われました。1日毎に終了後、閉会式が行われ、審査結果が発表されました。

 「高等学校小編成の部」に15校、「高等学校の部」に14校、「中学校の部」には21校、「中学校小編成の部」31校、「中学校合同の部」には2組4校が参加。課題曲や自由曲を1校15分程度の演奏、これを10人の審査員で審査をしていきます。

 音楽一般について言えば、私はクラシックから映画音楽、ポップスなどが好きですが、当然ながら音楽の専門家ではないし、深い知識もありません。特に、初日はどこの学校の演奏が優れているのもかわかりません。しかし、2日3日目と聞いている中に、わずかながら違いが分かるような気がしてきました。それは写真についても言える事ですが、何をどのように伝えるのか、というメッセージ性。感動や印象の度合い、リズム感や美しい響きなど、いわゆる表現によるものだと想いました。

 各校の中学校、高校を通じ、こんなにも大勢の生徒が吹奏楽にいそしんでいる事に、驚きと感動を禁じ得ませんでした。吹奏楽部がない学校は無いのではないか、と思えるほどです。中学生ながら素晴らしい演奏をした、見た目にはまだほんの子どもと思えるような生徒の姿もあり、微笑ましくも感動的なシーンでした。この大会を通じ、何よりも不思議に感じた事は、中学校であれ、高校であれ、演奏にたずさわった生徒のほとんどが女生徒だった事実。高校はともかく、中学校は男女共学のはずですから、なおさら不思議でした。2、3の方に聞いてみましたが、「さあー、男子は運動部。女子は・・・」と言うのが精一杯の答え。どうした事でしょうか。このような状況は全国的なものでしょうか。

 また全体的には、やはり都市部の学校では大編成の吹奏楽部が目立ちました。児童生徒数にもよるでしょう。また楽器購入などの資金が影響するのでしょうか。その点で、郡部や過疎地の学校が参加する「中学校合同の部」は、細やかな気配りを感じ、とても好感が持てました。それでも部員数が不足なのでしょう。ほとんどの学校が、1人で複数の楽器を掛け持ち。演奏のタイミングを計りながら、一生懸命に楽器に移動しながら演奏をする姿に、目頭が熱くなる様な思いでした。

 それでは大編成の学校が有利かと言うと、そうではありません。わずかに10人にも満たない編成でも、豊かな音質や表現力で代表校に選ばれた例もあります。多少大げさに言えば、日本の人口問題や都市と地方の経済格差などが垣間見られるような一面もあり興味を持ちました。

 「ブラスの響き」は艶やかで、勇壮。時に繊細で、最後に劇的に盛り上がり、心を揺さぶられながら終局を迎える。この分かり易さこそが、ブラスが多くの方に愛される所以かも知れません。

 とかく「今の若いものは・・・」と、私も口にすることがありますが、これほど多くの生徒たちが吹奏楽に打ち込む姿に、さわやかさと頼もしさを感じました。社会人になると、吹奏楽の演奏を耳にする機会が少なくなりますが、ブラスの響きにすっかり魅了された私です。
 



 

 

 

 

 

 
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