低温続きで遅れていた田植え作業が一段落し、大潟村ではそろそろ「さなぶり」のシーズン。
 今日は、大潟村公民館の主催による「きらきら塾・新緑登山」が開催され、久しぶりの山歩きを楽しんできました。
 
 今回の「キラキラ塾」は、例年に比べて参加者が少なく、小学生が9人、保護者が5人。山友会会員が13人の総勢25人。午前9時、大潟村公民館前を村が所有するバス「かけはし」で出発しました。私たち山友会はサポートを兼ねての参加。好天にも恵まれ、会員の表情には安ど感も。「今日はさなぶり登山だ!」との声もうなずけます。目的地は、八郎湖を挟んで大潟村と接する八郎潟町の「高岳山」と、戦国時代の古城覗跡「浦城城跡」です。



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 大潟村を出発した「かけはし」は、30分ほどで麓のNPO法人「浦城の歴史を伝える会」のスタッフが待ち受ける事務所前に到着。簡単な自己紹介後、入念なストレッチで体をほぐし、9時40分頃、子供たちをサポートしながらのトレッキングを開始。まずは「高岳山」頂上を目指しました。登山道はこの日に備えたらしく、草刈りや崩れかけた場所を補修するなどの配慮が感じられました。221㍍と標高は低くても、一気に急な登り斜面です。途中「一本桜」がある広場からは、大潟村の「ホテル・サンルーラル大潟」と「カントリーエレベーター」、「八郎潟残存湖」、男鹿半島の「寒風山」、「真山」などの一大パノラマを目にすることが出来ました。またこの「一本桜」は春先、麓の街からも見えるということです。



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 その後11時頃、「高岳山」山頂の三角点を通過し、「副川神社奥宮」に到着しました。誰いうこともなく、子供たちが拝殿に向かって手を合わせる姿が見られました。展望台から八郎潟町と残存湖を眺めた後、「浦城本丸」を目指しました。よく手入れされた杉林の急斜面を下ると「叢雲(むらくも)の滝」に到着。平安中期、山岳仏教の聖地として社堂を創建したと伝えられています。乾いた喉に滝の水がおいしかったこと!



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 お昼頃には「浦城本丸跡」へ。
一帯は、戦国時代の歴史ロマンと健康作りを兼ねて訪れる人の為に、風倒木や藪を伐採整備し、柵を設けて屋敷跡、「武者溜り」、「本丸」などを配した屋敷跡。「本丸」跡には太い杉の立木を大黒柱にした「歴史学習館」が建立されています。「浦城の歴史を伝える会」の会長以下のスタッフが迎えてくれました。子供たちも待ちかねた昼食は、全員学習館で取りました。



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 昼食後、「浦城の歴史を伝える会」の会長より、「浦城三浦氏」と裏城の歴史について子供たちにわかりやすい語り口で説明がありました。子供たちに質問をしながら戦国のロマンと歴史を語る口調には、子供たちばかりか私たちもいつの間にか引き込まれていました。



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 浦城は永禄~天正時代の三浦兵庫守盛永の居城でした。諸説あるようですが、天正16年頃(16世紀)、合戦に敗れて浦城は落城。城主・三浦兵庫守盛永は自刃、奥方は脱出するものの、出産後に落命。盛永の子は逃避、成長の後に暗殺されたということでした。その歴史ロマンをもとに「浦城落城物語」として、今に伝えられているとのことでした。熱のこもった語りはいつまでも止まることがありません。切り上げるようにして本丸を後にしました。

 従来の「きらきら塾」と異なり、今回のような新しい試み、トレッキングプラス歴史を知る新緑登山は、今後の「きらきら塾」を進めるうえでも有意義だったと思います。改めてまた訪れたい、そのような新緑登山でした。

  


  
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