2013.04.08 日本酒万歳
 昨夜は大潟村の「秋田銘酒・新酒利き酒 三十蔵人集う」の利き酒の会に出席する機会がありました。
 毎年恒例の「三十蔵人集う」のイベントは、秋田県内の主な酒造会社が一堂に集う日本酒の利き酒会です。


      会場入り口に並べられた各蔵元の日本酒。
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      こちらにも・・・
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      これも会場入り口に展示された酒蔵の半纏
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 「ホテルサンルーラル・大潟」が主催、「秋田県酒造組合」と「株式会社 英雄」が後援し、今年で12回目です。私は3年前に1度出席したことがありますが、「酒は文化」を任じている私としては、かねがねこの種の催しに心惹かれるものがあり、再度の出席になったものです。村の知り合いが1テーブル(10人分)を予約し、出席の誘いがあったこともきっかけです。その為、私たちのテーブルは全員が普段付き合いのあるメンバーばかりで、楽しさも倍となりました。各テーブルを見てみると、グループや友人同士で出席というケースが多いように感じました。参加費は1人1万円。30種類を超える日本酒の利き酒と、歌謡ショー、ホテルの料理代も含まれています。



       大盛況。秋田、男鹿、能代市や五城目町からも送迎バスが運行されました
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          料理は切れ目なく供されて・・・・
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 何と言っても最大の魅力は、県内を代表する酒蔵の一押し銘酒をの「利き酒」が体験出来るという事。私のような年代になると、「量より質」が優先し、県内に限らず国内全体ではいったい何銘柄・何種類の日本酒が存在するのか・・・・などと興味がわいてきます。更に、その土地独特の食文化と一体となって日常の暮らしの中に生きている「酒」への興味がわき、「量は飲まない。あくまでも利き酒に徹する事!」を肝に銘じて臨みました。

 ホテルの大宴会場には、村内外から駆けつけた参加者でいっぱいでした。10人掛けのテーブルが34卓もあり、年代や性別を問わず華やかな雰囲気に包まれていました。村で暮らしているとなかなかこのような場がなくて・・・・。ステージ正面の左右と側面に「利き酒コーナー」があり、「鴨ロースと野菜の串焼きカバブ風」、「菜の花とキビナゴのから揚げ」の屋台や「熱燗コーナー」までありました。


       「新政」の利き酒コーナー
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       「利き酒コーナー」には県内でも有数の名だたる蔵元が・・・・
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 それぞれの酒蔵ブースには、蔵元を代表する4~5種類の日本酒が置かれ、1合(180ml)にも満たないグラス(100ml)に1、8㍑入りの瓶から注いでもらいます。その際の酒蔵の従業員との会話も楽しいものです。昨年夏の暑さが良い酒米を育て、日本酒の質を高めているなど。私は「グラス半分まで」を厳守。日本酒に対する評価は、あくまでも素人の私が勝手に自分好みの嗜好で感じたままを紹介していきます。


       このグラスがとても気に入りました。1合は180mlですが、このグラスは100mlしか
       入りません。
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 先ずは小玉醸造(潟上市)「太平山」の「純米大吟醸・天功」を。
友人たちも同様に「天功は良い」との評判。そして斎彌酒造(由利本荘市)の「秘伝山廃 雪の茅舎」を試飲。この斎彌酒造には、私たちの「炭焼きの会」や「大潟村山友会」の大先輩が栽培した酒米が使われています。勿論、大先輩も私たちと同じテーブルです。また会場で名刺を頂いた村団体役員の酒米は「飛良泉」に使われているとうかがいました。日本酒を仲立ちにしたこのような出会いは、とても印象的でした。


      私が一番お気に入りの「太平山 天功」。黒を基調にしたラベルも美しい
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 利き酒の結果は、どちらもあっさりとしてフルーティー。ワインにも似た味わいでした。出された料理にも良く合います。 特に「鴨ロースと野菜の串焼きカバブ風」がとても美味!他にも天寿酒造(由利本荘市)の「天寿」、福禄寿酒造(五城目町)の「福禄寿」なども味わいました。やはり名だたる酒蔵には人が集まりますが、私は敢えて人が少なかった秋田醸造(秋田市)の「ゆきの美人 竿燈」で試飲をしてみました。

 予想外の驚きもありました。喜久水酒造(能代市)の「寒造り しぼったばし」を発見したからです。そのネーミングの意外性もさることながら、普段は720ml入りのアルミ缶でしかお目にかかれない「しぼったばし」の1、8㍑瓶が、人目も引かずに出品されていました。日本酒には珍しくアルコール度20度を超える力強い酒で、とても気に入っています。


        数年前、「森吉山」避難小屋で偶然出会った「山友会」会長から頂いたのが
        「しぼったばし」との出会い。「寒造り しぼったばし」の雄姿
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        由利本荘は「雪の茅舎」。「雪の茅舎」とはかやぶき屋根のこと。深い!
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 もう少しお付き合いください。
歌謡ショーは、「ひまわり娘」でデビューした伊藤咲子。曲には聞き覚えがありました。また割合好きだった「乙女のワルツ」も歌いましたが、ここ大潟村でご本人と会う機会に恵まれるとは。どちらも今となってはナツメロ風で時の流れを感じました。本人も年齢の話題を交えながら、「オヒネリと拍手は大歓迎。顔のアップ撮影は厳禁」などと、自虐ネタで会場を盛り上げようとする努力が痛々しく感じました。それでも堂々たる歌唱力はさすがにプロ!


        テーブルを回る伊藤咲子にオヒネリも・・・。あの伊藤咲子がね・・・と複雑な思いも
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 そして各酒造メーカーから提供された30本近い日本酒が当る抽選会。
最後に、各蔵元で販売された日本酒の売り上げは、「東日本大震災」の義捐金として贈られるという報告がありました。


      座席番号によって当る銘酒。私たちのテーブルでは誰も当たりがありませんでした
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      イベントの最後は日本酒の販売。売り上げは「東日本大震災」への義捐金にします
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 さてそろそろ結論。
今回の利き酒で 、慎重に飲み比べるとそれぞれの微かな違いは分かりますが、どれを飲んでも最近の日本酒のうまさに感動した、というのが一番の感想です。かつての悪い意味での日本酒はもう姿を消して 、和洋中の料理にも合い、若い女性たちにも好まれるフルーティーで切れ味のよい酒に変化しています。欧米でもますます人気が高まっている事にもうなずけます。


 日本酒に対する偏見を持たず、もっと日本酒の奥深さを感じて欲しいと痛感した早春の儚い宴でした。 
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