「大深山荘」で一夜を過ごし、迎えた縦走2日目。
 下界の猛暑が嘘のように涼しい山の夜。

 寝袋に入らずに寝てしまい、肌寒さを感じて目が覚めました。ふと眺めた空には満点の星が・・・・。
午前7時に山荘出発のため、5時前には全員起床、朝食の準備。メニューは、即席の味噌汁に餅をいれただけの簡単な食事。期待していた雲海は期待外れで、はるかに遠くに。

 午前7時出発予定でしたが、入念なストレッチ後6時35分には「大深山荘」を出発。
小屋を出るといきなり登り。一歩一歩呼吸を整えながら歩を進めると、30分ほどで源太ヶ岳への分岐点に到着。辺り一面にリンドウの花が咲き、朝露に輝いていました。ここにザックを置き、分岐点から源太ヶ岳方面へ向かうことに。ガスの切れ目の向こうに名峰「岩手山」を望む360度の景観こ、一同歓声! 記念撮影の後、元の分岐点へ引き返しました。

      「大深山荘」の朝食作り。インスタントみそ汁に餅を入れた簡単なメニュー
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      「源太ヶ岳(左)の先に堂々たる「岩手山」
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 午前8時、「大深岳」分岐点からしばらく進んだ地点の前方正面に、これから向かう「小畚(コモッコ)山(1466㍍」が見えてきました。「小畚(コモッコ)山」は、ほぼ同程度の高さに見えますが、はるか遠くに。一旦沢に下り、また登らなければならない「小畚(コモッコ)山」は、ほぼ同程度の高さに見えますがはるか遠く。ひたすら歩くしかないと覚悟を決めました。登山道は笹竹や草がきれいに刈り取られ、手入れが行き届いていました。花の時期は過ぎていましたが、「シラネアオイ」が至る所に・・。「リンドウ」は、行程の先々で私たち一行を歓迎しているかのように咲いていました。


      正面ピークが「小畚(コモッコ)」。
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 8時45分、「小畚(コモッコ)」に到着。15分の休憩後出発。このころからデジタルカメラの電池容量が少なくなっていることに気づきました。普段持ち歩かない別のカメラを持参したため、スペアの予備電池がありません。必要最小限のカットを撮影することにしました。「小畚(コモッコ)」を一旦下り、前に立ちはだかる「三石山」を登らなければなりません。こんな時、なぜ苦しい思いをして山に来るのか、などと考えることがあります。


          呼吸を整え「小畚(コモッコ)への急登に挑む
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     「小畚(コモッコ)山」ピークで。
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 「小畚」を午前9時30分出発。目指すは今日最後の難関「三ツ石山」。しかし、途中はいわゆる尾根歩き。変化に富む尾根はカエデとハイマツが混じり、紅葉時期には絶好の景観が楽しめそうです。最高の自然景観は、ここまで歩かなければ接することができない。苦労を重ねた者にしか目にすることができないのもうなずけます。

 「三ツ石山」は、数年前に逆ルートで登ったことがあり、とても懐かしく思いました。特にその頂上からのパノラマは絶景。午前10時20分到着。


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 その頂上から30分ほど下った所が「三ツ石山荘」。午前11時過ぎ、木道をわたって「三ツ石山荘」に到着。山荘は改築され、山小屋としてはよく整備されていました。一帯は「三ツ石湿原」となっていますが、折からの天候で水不足気味。また高度が低くなった分、暑さが体に堪えます。今日の昼食は山荘で。メニューはまたラーメンに餅を入れた相変わらずの「食事」。


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 「三石山荘」で昼食と休憩。今回の縦走スケジュールを全うした午後1時、最終目的地「松川温泉」を目指して山荘を出発。 しかし、このルートは典型的な沢歩き。高度が下がるにつれ蒸し暑く、つらいトレッキングになりました。山道には木の根が張り、滑り易く、それまでの「天国」と比べるとまるで「地獄」のようなルート。急勾配のアップダウンを慎重に辿る場面も。1時間ほどで「赤川」の渓流に出ました。どうやらこの縦走ルートはこの「赤川」まで。きつくも充実した縦走でした。その赤川の渓流で汗を流して一息。

     カメラの電池切れでこれが最後の1枚です。残念!
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 さてその「赤川」からは、前日に「大深山荘」で合流した仲間が駐車しておいた「松川大橋」まで歩く事になりました。林道は建設半ばで環境保護のため通行止めですが、舗装路を歩く事は何とも趣がありません。しかし、松川渓谷一帯は岩手県内でも有数の紅葉スポットらしく、特に「松川大橋」からの景観は雄大なものでした。

 宿は「松川温泉」の「松楓荘」。
創業200年を数えるは建物こそ古いものの、歴史を感じさせる山の温泉宿。先ずは汗を流すことに。微かな硫黄の香りがたち込め、わずかに白濁した泉質の「洞窟風呂」、内湯の「岩風呂」、渓流沿いにある混浴の「露天風呂」などと、温泉好きには堪えられません。風呂上りの冷えたビールの美味かったことは言うまでもありません。

 わずか1泊とは言え、初めて山小屋で過ごし、トラブルも無く予定のコースを縦走した充足感は、何物にも代えがたい体験でした。又機会を見て挑戦したいものです。


      



      



      



      


      

    

 
      


      


   


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