23日から1泊2日で「大潟村木炭水質浄化研究会(小林信雄会長)」の平成24年度研修旅行へ行ってきました。行き先は青森、岩手両県。
 研修の目的は、木酢液生産量では国内トップクラスを誇る岩手県の「北部産業株式会社」と、東日本大震災で大きな被害を被った野田村の被害状況視察。

 参加者は「大潟村木炭水質浄化研究会」(通称「炭焼きの会」)会員と、農繁期に窯だし作業を手伝った村内外の役場退職者の方々など、女性7人を含む総勢21人。23日午前8時、大潟村農協前を村のバス「かけはし」で出発しました。

 秋田道から東北自動車道、八戸道路を経て岩手県九戸郡洋野町大野にある「北部産業株式会社」を目指しました。途中、10時半から社内備え付けのTVで「第94回全国高校野球選手権」の決勝戦を見ながらのバス旅行でしたが、受信電波が弱く前半は見られずじまい。大潟村出発から3時間後、目的地の「北部産業株式会社」に到着。

 「北部産業株式会社」は昭和27年設立の「木炭・木酢液製造販売」を業務とした従業員数20人の企業です。敷地内にズラリと黒炭窯10個が並ぶ光景は壮観でした。もっとも、こちらは造林から製材まで手掛ける企業。私たちの会のようなボランティア活動と単純比較するわけにはいきません。しかし、炭を焼く従業員が予想に反して高齢者ではなく壮年だったことがとても印象的でした。

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 林業が盛んなこの地域では、炭の材料となる木材には不自由しません。同じ太さのクヌギなどが10個の窯の前に整然と並べられていました。窯自体が私たちのものよりはるかに規模が大きいと分かりました。また、出来上がった炭も品質が良いように思いました。敷地内は自由に見学が出来ましたが、詳しい説明がない上に業務案内や会社案内のパンフ等の資料がなく、詳細を知るうえでは少し残念な点も・・・。


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 昼食は岩手県久慈市の「道の駅 くじ」内の「山海里」。その久慈市は昔、大きな山火事があり、現役時代に東京から車で徹夜で駆けつけた記憶がある土地。前夜、取材は必要ないと判断したデスク。深夜になってやはり取材へ・・となり、その結果大きく出遅れた苦い経験があります。羽田から迎えのヘリが着陸する場所がなく、海岸の突堤に着陸したへりに飛び乗って帰京した経験を思い出しました。

 午後からの大きな研修目的は、久慈から30分ほど離れた被災地の野田村。
「道の駅 のだ」は、三陸鉄道北リアス線「野田駅」に隣接しています。そこで「野田村被災地案内ボランティア」で「国民宿舎えぼし荘」の職員がバス「かけはし」に添乗、被災地内の案内をしていただきました。

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 海に面した野田村は1、674世帯、人口4、849人。平成23年3月11日、震度5弱の地震とその後に発生した最大18メートルの津波に襲われました。海岸線には高さ12㍍の防潮堤がありましたが、津波はこの防潮堤を易々と乗り越えて村を襲いました。その結果、死者37人、住宅の3分の1に当たる514棟が被害を受けました。流失した防潮堤やマツの防潮林を臨みながら説明に耳を傾けました。その傍らでは未だにがれきの処理が行われています。何カ所かに分散されていますが、その膨大ながれきの量に圧倒される思いでした。

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 私は震災の直前の2月下旬、「大潟村写真クラブ」の撮影旅行で野田村に立ち寄りました。
「道の駅 のだ」で買い物後、海岸線沿いの国道45号を宮古市まで南下しました。震災直後は勿論、未だに複雑な心境です。少しずつ復興に向けて動き始めている現状に、少し安堵しながら野田村を後にしました。

 宿は青森県八戸市市内の「かにのやど」。
「どこにかカニが・・・」との声に、「どの料理にも全部にカニが入っているでしょう」とむきになって説明をする宿の従業員。確かに料理のどこかにちょこっとカニが・・入ってはいました。それでも、気の置けない仲間との楽しい語らいの一晩でした。翌日は青森県内の名だたる「道の駅」に寄り、農産品や特産品を見ながら買い物。さながら「買い物ツアー」の感もありましたが、秋田県にはない「道の駅」のインパクトあるスケールと安さは驚くほどです。これは大いにわが県も見習う必要があるのではないでしょうか。


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 この会の研修旅行、昨年はトキと自然環境を学ぶ佐渡でした。私は高校野球秋田県大会取材のため参加をあきらめた事もあり、今回の研修旅行はいわば初めて。秋田→青森→岩手→青森→秋田と、移動距離が長い点が気になりましたが、それでも勉強になり、楽しい旅行だったことには違いありません。

 
 

 

 
 

 
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