深夜、これまで体験をしたことがないような強風の音で目が覚めました。
 低気圧の発生で強風と大雨に襲われた関東、関西方面の様子については、前夜のニュース映像で見ました。
低気圧は夜から朝にかけ、東北や北海道に進むとの予報があり、ものが飛ばないように自宅の周りを片付けておきました。就寝前には懐中電灯なども用意をしました。

 しかしこれほどの強い風が吹くとは!移住後、台風が接近したことはありましたがこれほどではありませんでした。ゴーゴーと吹きつける風の音と、悲鳴のようにきしむ木々の音。それに混じって家自体が強風を受けて恐ろしいような物音を発していました。自宅の西側には風を遮るものが全く無い空地。まともに容赦なく強風が吹きつけます。軽量鉄骨とは言え、止むことなく吹き続ける強風は怖いほどでした。

 朝までまんじりともしないまま、4時過ぎには起床。
窓は軋み、家が揺れているような気がしました。ゴミ箱や排水溝の蓋も吹き飛ばされ、木の枝も幹から折れていました。明るくなってから家の周辺を見て回りましたが、まだ体が吹き飛ばされそうな強風でした。
あとで知ったことですが、風速30㍍を超える風だった事もうなづけます。

昨日、巣箱に出入りしていたスズメたちは、どこでこの大風をしのいでいたのか気になりました。しかし、昼頃になり強風が少しおさまった頃、巣箱周辺でスズメの姿を確認しました。あの風雨を巣箱で過ごしたのかどうかは分かりませんが、元気な姿に安堵しました。

 一方で村の友人に電話をすると、どこか気落ちしたような声でした。
まさにこれから種蒔き後に使用する育苗用のビニールハウスや、野菜を植えたビニールハウスが倒壊したとの事。実は村内ではこの強風によりほとんどのビニールハウスでビニールが破損するなどの深刻な被害が出ていました。

 大潟村の農家では、今まさに稲のタネ蒔きを始めようという時期。種を蒔いたパレットを温めながら、1カ月間にわたって育てる為のビニールハウスが破損してしまったのです。直ぐにも復旧しなければ、種蒔きも出来ません。特にこの冬は、豪雪によってビニールハウスが破損した農家も多く、二重の被害をこおむっています。

 更にまた村の半分程度が今日の午後から停電になった様子です。
村の電気は「北線」と「南線」の2系統がありますが、自宅はそのどちらかだったため停電は免れました。村のスーパーも停電の為レジが使えず、買い物客に店員が同行して品物の値段をメモしていました。3・11の震災当時の再現です。秋田県内では9万世帯が停電し、まだ復旧のメドがたっていないようです。

 農家方達の苦労と苦悩には、慰めの言葉もありません。

      背が高いポプラは特に風に弱く、根元から倒れた
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           道路上に倒れ交通障害になったポプラの木はチェンソーで排除
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       根元から倒れたクロマツ。幸い人家には被害がなかった様子
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