2012.03.02 春山の山頂
 「大潟村山友会」恒例の「森吉山 春山登山」に参加。氷点下の頂上に立ってきました。
 午前7時、大潟村公民館を出発したマイクロバスは、厳しい冷え込みの中を北秋田市の森吉山へ。
参加人員は女性2人を含め10人と、例年より少なめ。

 途中、阿仁合地区の商店で昼食の鍋用に馬肉を購入。今冬の積雪量の多さを物語るように、除雪で積み上げられた路肩の雪は、マイクロバスの屋根近くの高さ。山間地では除雪した雪の捨て場所が無く、山積み状態。それでもここ数日の暖かさで、グッと春らしい雰囲気が感じられるようになっていました。

 9時過ぎには阿仁スキー場に到着。
ゴンドラで山頂駅へ。気温零下3度は大潟村の寒かった日の気温です。1月20日に訪れた時には、山頂駅付近でさえ巨大な樹氷が出来ていました。しかし、さすがに3月。樹氷はやせ衰え、所々に緑の葉が覗いていました。

 山小屋の管理員の話では、雪がしまっているためスノーシューは不要との事。
ストックだけを借り、持参したスノーシューはザックに括り付けて登り始めました。天候は薄曇りで、時々小雪が舞う程度。体感気温は、風が無い分だけ冷たく感じる事がなく、幸先が良いスタートです。

 「樹氷平」の「モンスター」たちもひところの勢いはなく、やはり痩せ始めていました。
登山客が踏み固めた雪道は、地形によっては吹き溜まりが出来て滑りやすい個所も。ブログ用の写真撮影の度毎に厚いグローブを脱ぐと、さすがに指が痛くなるほどの冷たさです。大きくせり出した「雪庇」の危険地帯を通過し、「石森」の小高い丘で小休止。

       ひと頃のダイナミックさはないものの、やはり巨大
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       「樹氷平を行く「大潟村山友会」パーティー
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       「「大潟村山友会」の鈴木竜二会長。今日は山スキーで挑戦
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 水分補給の後、「森吉山避難小屋」を目指しました。
何と2階建ての小屋がほとんど雪で埋もれ、屋根だけが見えていました。1月に来た時には、2階の窓から入り昼食を取りましたが、その窓さえ雪の下に埋もれていました。幸いそばにスコップがわずかに見え、窓を掘り出すことに。会員2人が窓を掘り出す間に、他の会員はザックを置き頂上に向かうことに。
       
       「大潟村山友会」の小林収名誉会長
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       2階の屋根まで雪に埋もれた「森吉山避難小屋」
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       「森吉山避難小屋」にザックを置き、更に頂上を目指します
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 緩い下り勾配から平坦な雪原には新雪が積り、スノ―シュー無しでは膝上まで足が埋もれてしまう状態です。ここで持参したスノーシューの出番。前回は活躍の出番がなかっただけに期待が膨らみます。装着も比較的楽にできベルトも緩む事がない、というスポーツ店員の勧めで購入した自前のスノーシュー。

       「森吉山避難小屋」からは、このスノーシューが出番
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 軽い上に歩きやすく、登りも下りも圧倒的な威力を発揮してくれました。
雪山は、直線距離を一気に登攀が出来、時間も疲れも夏場より少ないように思います。

 一帯の樹氷は、積雪が多いため半分ほど雪に埋もれた感じで、見る影もない有様でした。
淡々と上り詰めて一気に頂上へ。午前11時15分、「森吉山」山頂に立ちました。いつもは冷たい強風にさらされる為、記念撮影後は直ぐに下山しますが、今日は風がほとんど無い為、しばらく頂上にいることが出来ました。初めての体験でした。

       森吉山山頂。1,456㍍
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 「森吉山避難小屋」では、残った会員が小屋を開け、昼食の準備をしているはずです。
今シーズン最後の雪山を堪能し、小屋まで下山。雪の下から掘り下げた2階窓から小屋に入りました。
石油ストーブもあり、鍋には「馬肉のワイン煮」が美味そうな香りをあげています。寒い中では、暖かい食べ物がそれだけでご馳走です。前夜に作った梅干し入りの焼きおにぎりが、美味かったことは言うまでもありません。       

       調理用の鍋も携帯します。
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       馬肉のワイン煮
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 小屋には私たちのパーティだけでしたが、間もなく2人の登山客が入ってきました。
大潟村に知人がいる、というので訊ねてみたところ、私の友人Sさんの事でした。馬肉鍋をおすそ分けをしました。世間は狭い。

 贅沢とは無縁の環境ながら、「どんなレストランよりも贅沢な一瞬だ」と実感。
「大潟村山友会」の実質的な活動は、間もなく始まる農作業のためにこれからしばらくは休眠状態に突入です。

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