2011.10.23 少年の頃の夢
 今思えば、季節は何故か決まって秋でした。

 青空をバックに、苦心して作った模型飛行機をワクワクさせながら飛ばした日の、遠い思い出。手から離れた飛行機がふわりと飛んで・・・。少年の頃のこんな思い出の季節が秋でした。
 稲刈りが終わった田んぼで、胸をときめかせながら宙に向かって送り出すヒコーキ。一杯にゴムを巻いて「飛べ・・・・」。あの頃のみんなが、普通に夢を託して空に放った少年の夢。

 今日23日、そんな夢の再現を目指して「干拓地の大空にプロペラヒコーキを飛ばそう」の集いがあり、参加しました。昨年もブログでこの催事を紹介しました。

 今年も「ちょっと様子を拝見!」のつもりで出かけたところ、思いもかけない展開に。何と自分も仲間に加わり、ヒコーキまで作ってきました。思えば50年振りに近い模型ヒコーキ作り。

 きょう開催された企画は、模型飛行機を制作し、完成後に滞空時間を競うという催しでした。
本来は小・中学生が対象。材料費、保険料を含み千円の参加費用です。講師は私と同じ住区であり、しかも飛行機の「師匠」でもある守時一さんと、「大潟の自然を愛する会(堤朗会長)」の木須正一郎さん(飛行機工作部会会長)の2人。また同会の会員数人が工作の手伝いに参加していました。

 昨年は、村の子供たちが5人前後参加しましたが、今年は会員の子供である女児1人のみの参加でした。雨や学校行事との兼ね合いもあったようですが、時代の移り変わりという影響もあるのでしょう。今では学校の授業の一環としての「模型飛行機作り」などという時間は無いのでしょうか。
ゴム動力による模型飛行機の存在すら知らない時代なのかもしれません。私の5人の子供たちからもそのような話を聞いたことがありませんでしたが・・。

参加者が少なかった点については来年度への課題かも知れません。
堤会長は、「来年度は参加費用の徴収を見直し、広く参加を呼び掛けたい」と語っています。

 そんなわけで急きょ会員も加わり、私を含め総勢5人の参加者がヒコーキ作りに挑戦。
さて私たちが挑んだのは「Aクラスライトプレーン 初級者向 オリンピック」という代物。れっきとした科学模型工作教材で、全長423㍉、翼巾395㍉という、どちらかと言えばシンプルな機体です。因みにこの模型は、本来は子供たちの為の教材。

 昔は翼となる竹ヒゴが数本そのまま袋詰めされていましたが、今はきれいに曲げられたものが入っています。かつては木製だったプロペラや、主翼を構成するリブもプラスチック製のため、工作は楽です。主翼、尾翼、垂直尾翼に紙を貼り、2時間もすれば完成。私もつい夢中になって作っていました。
小学生でも、困った時にアドバイスをしてあげれば難しいことはありません。現にたった独りの参加者である女の子も完成させていました。

 飛んだのかって? 良く飛びました。もっとも今日はかなり風雨が強く、博物館の好意で、入場者がいない時を見計らい、館内でフライト。予想以上に良く飛び、参加者全員が童心に帰ったように無心に楽しんで遊んでいました。

 世の中に楽しい事はたくさんありますが、このように科学する心や、危険と言われるようになってしまった刃物の使い方などの素朴な冒険心の追及や、人間が生きていく上で必要な動作を学ぶ機会が失われていく現状を憂います。

 更に私は今日、「大潟の自然を愛する会」に入会することにしました。
入会についてはかねがね考えていましたが、他にも活動中の団体やサークルがあり迷っていました。
しかし自然を守るという意味で、活動範囲も広く、大潟村にはこの会が重要な存在だと痛感しました。特にこの会は、比較的若い世代が頑張っている点でも魅かれるところが多々あります。果たしてどんな働きが出来ますか・・・・。

 迷いや悩みを乗せながらも、手作りヒコーキは青い空に向かって飛んで行きます。



          <干拓博物館の会議室で行われたヒコーキ作り>
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              <ライトプレーンA級「オリンピック」のキットです>
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          <図面に合わせて組み立てると、正確に完成します>          
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          <私が作った機体。昔取ったきねづか、上手いもんだ!>
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          <当日の参加者で記念撮影。左下が堤朗会長>
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          <しばし、童心に帰って>
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