アレっ、と思ったのは「仕事」を終えシャワーを浴びた夕食後の事でした。
庭に出た時に気が付きました。コムクドリの親が発する警戒の鳴き声がしません。雛に異変が・・・と直感しました。
 昨日は朝から雨続き。とりわけ午後からはずっと土砂降りの雨でした。
今朝は晴れ間が戻り、気温も上がりました。朝8時からまた「仕事です」。昼食は自宅でしたが、コムクドリの親鳥が巣箱に出入りする様子が確認できました。そして夕方、突然厳しい野生の現実を突き付けらたのです。

 先ず巣箱に近寄っても雛の鳴き声が聞こえてきません。
この時点で、最悪な事態だと確信しました。
肉親や家族の生き死にに直面した時のような心理状態とでもいうのでしょうか・・・。
しかし、上蓋を開けるドライバー、カメラを準備し、脚立を設置したヤマナラシの樹に脚立を掛けました。いつもは成り行きを見守る親鳥がうるさいほど鳴くのに、静まり返っているのも異常でした。

 何があっても驚かないように気を静めながら、そ~っと覗いた巣箱の中は、以前とは全く違う悲惨な状況が飛び込んできました。ふんわりとしていていた巣は、雨漏りがした結果なのでしょう、巣の材料が腐りすでに悪臭が立ち込めていました。このような事態を避けるため、底にはスノコを作って工夫をしたのですが効果がなかったのでしょう。雛は力もなく、ピクリともしません。4羽のうち一番小さかった1羽はすでに息絶えていました。残り3羽も明日の朝まで持たないかもしれません。どうやら親鳥が巣を放棄してしまったのではないかと思われます。

 それでも死んだ雛を取り出す為に木の枝を差し入れると、少しバタバタしましたが・・・・、それもいつまでもつかわかりません。

 厳しい野生の現実を前にして、すっかり落ち込んでいます。
浮かれていたわけではありませんが、巣箱を設置するという人為的な行為が、自然界のルール違反だったのではないか、との思いにさいなまれています。

 自然界のコムクドリは一体どんなところに巣を造るのでしょうか。激しい雨天時には、一体どのようにして子育てをして過ごしているのでしょうか。

 死んだ雛は庭に埋めてあげました。大きな雛の半分もない小さな雛の短い命でした。
明朝は更に厳しい現実が待ち受けているような気がします。



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