小さい頃から食卓に「梅漬け」がある暮らしの中で育ちました。おにぎりも弁当もずっと、ずーと「梅漬け」を食べてきました。何故か自分が作った「梅漬け」だけが正統「梅漬け」と信じてきましたが、元をたどると父方の
祖母が作った梅漬けの影響が大きかったんだ、と気づきました。

 そのためどうか、家を出て初めて目にした茶色の「梅干」に出くわした時の驚きと衝撃は計り知れません。しかし、良くしたもので、その成り立ちや背景を知るにつれ、それもありか、と思うようになりました。それでもあの真っ赤な「梅漬け」への郷愁は止み難く、もう10年以上も前から自分で「梅漬け」作りを始め今に至っています。

 社会人だった東京時代はハッキリとした記憶がありませんが、名古屋では「南高梅」を買い求めて作りました。大潟村へ移住後は「難波梅」を知り、これを使いました。粒が大きく、生食にも良く、入手し易い為ホットした記憶があります。青森県産だと聞きましたが何故「難波梅」と言うのか、知りたいところです。

 大潟村の「梅林オーナーの会」についてはご紹介しましたが、昨年からこの梅の実で「梅漬け」を作っています。木によって色々な梅が集まるため粒も不揃い、品質にはもバラツキもありますが、何しろ「自分の木」から収穫した梅。今はこれが一番だと思っています。今年は不作だ、と言っても、なんだかんだと都合30?の梅の実が集まりました。一昼夜水に漬け灰汁抜き、今日は午前中から夕方までひたすら作業に没頭しました。
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 そして何より、これまでは実直に塩だけを主体にして「梅漬け」にしてきましたが、懇意にしていただいてる桜庭さんの奥さんが作る「梅漬け」がおいしいと思い、コツを教えていただきました。その結果、砂糖もかなり使うことが判明し、真似をして作ることにしました。村のスーパーに焼酎を買いに行った時の事です。レジ係りの方が「梅漬け?」と質問されました。「そうだよ」と返答すると、「砂糖は氷砂糖。酢も要るよ。ガンバってね」と励ましのお言葉。「赤紫蘇も要るよ。陽に干すのよ」とまでアドバイス。うれしい限りです。
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 結局ポリバケツ2つ、合わせて約25?ほど漬けました。塩分10%で無添加。これからしばらくはカビが出ないか不安もありますが、毎朝の「対面」が楽しみです。作って楽しく、食べてうれしい私の年中行事。年に1度の「大仕事」でした。 
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