陽が射したかと思うと、時おり激しい吹雪です。まだまだ真冬の最中、一足早く「春の彩」を求めて「第8回大潟村チューリップ作品展」の最終日、展示を見てきました。
 「チューリップ作品展」とはあまり馴染みがありませんが、雪にばかり囲まれて暮らしていると、チューリップと聞いただけで心が浮き立ちます。そこで会場になっている「大潟村干拓博物館」へ出かけてきました。

 この企画は、大潟村の花卉生産者たちで作る「大潟村フラワー・グローイング・セクション(伊藤由紀夫会長)」と大潟村教育委員会が主催しました。館内には6人の生産者がハウス栽培したチューリップ45品種、3千本が展示され、ここばかりはもう春が来たような彩に包まれていました。

 会場には、品種別に生産者のチューリップが展示されたり、花を6種類の色別に展示するなどの工夫が凝らしてあるほか、チューリップを使ったいけばなコーナーもありました。また22品種、千本のチューリップを並べた記念撮影コーナーが設けてあり、花をバックに記念撮影をする来館者の姿がありました。

 期間中は、村内のチューリップ栽培ハウスを見学する「チューリップバスツアー」もあり、今日は私も参加し、栽培の現場を見せて頂きました。予想に反し30人ほどの見学希望者がいました。案内をしていただいたボランティアの方が「ハウスへ行ってもチューリップの花は咲いていませんよ。栽培農家は、チューリップがつぼみのうちに収穫して出荷する為、きれいな花が見られると期待しないように・・・」と冗談交じりにクギを刺していました。訪れたのは、博物館から5分ほどの距離にあるハウス団地の一角で、伊藤由紀夫会長の栽培ハウスでした。

 降りしきる雪の中をハウスに入ると、伊藤由紀夫会長が待っていてくれました。農閑期を利用し、ハウス4棟でのチューリップ栽培は、今年で16年目。チューリップの球根はすべてオランダ産。20品種3万球が栽培されています。
ハウス内の温度は出荷時期に合わせ、日中12~13度、夜間でも11度程度に自動で暖房されています。確かに、ジッとしているだけで汗ばむような温度ですが、これから市場に出荷するにはこの温度が大事で、温度管理のためには家とハウスを何度も往復し、生き物を飼っているようなもので苦労が多いそうです。

 また伊藤会長がチューリップの語源について話してくれました。チューリップはトルコが原産地で、その花の様子がターバンに似ていたところから、「ターバン」を意味するトルコ語の「ツリパム」が「チューリップ」になったと説明。

 昨年まではハウス内で球根付きのチューリップ販売をしていましたが、ハウスを訪れる見学者たちと対話する時間がなくなる為、今年は積極的な販売はしません、との事でした。

 米を巡る問題は、大潟村の存立を左右する問題です。花卉栽培に挑む方々の努力が実る事を期待しながらハウスを出ると、外はまだ一面雪が覆う世界は広がっていました。


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