青々と晴れあがった空は「第32回冬季ふるさと祭り」にふさわしい朝を迎えました。地吹雪や身を切る冷たい風の下で厳しい大潟村も、今日は大勢の人出と屋台などで華やかな村に一変しました。
 大潟村と大潟村教育委員会が主催する「ふるさと祭り」の趣旨は、「冬季における伝承遊びや野外活動等のふれあいの場を提供し、各種団体との協調を基に、地域づくりの創出や異年齢層の交流を図ることを目的とする」と書いてあります。

 一読すると硬い表現ですが、「ふるさとまつり」が目指す目的を的確に言い表している、と思います。連日のように灰色の空から降り続く雪。家に引き籠りがちになる暮らしを跳ね除け、戸外で住民の皆と雪を楽しむ暮らしは、とても意義があるように思います。

 私は大潟村に移住後、夏の盆踊りと冬のふるさと祭りは一度も欠かさずに見守ってきました。米作りの村にとり、自然と関わりがあるこれらの行事は単なるイベントの域を超え、大切な「ふるさとのまつり」だと思っています。 普段は人影もない雪に包まれた多目的広場に、大勢の村人や子供たちが集い、老いも若きもスキーやゲームに興じる光景は、村の草創期を彷彿とさせていることでしょう。
保育園、幼稚園、小中学校や農協と婦人会、企業、老人クラブや同好会などと、様々な村民団体がボランティアとして「まつり」に参加し、イベントや屋台などの準備、設営をし、まつりを盛り上げています。およそ27団体、220人以上が関わっていました。

 会場では開会セレモニーに続き、凧揚げ、ポニー乗馬と馬橇乗車体験、そり遊び、宝探し、餅つき体験、綱引き大会、ヤートセ踊り、歩くスキー体験などが行われました。また、老人クラブやシルバー人材センターなどのボランティアにより屋台のテントも並びました。例えば婦人会はうどんや甘酒、JA青年部が焼き餅、老人クラブはポップコーンなどを無料で提供していました。寒空に温かいうどんや野菜スープ(若妻会)、豚汁(ホテル・サンルーラル大潟)は大人気でした。

 昨年も一昨年も吹雪が舞い、凧揚げなどが出来ないような天候でしたが、今日は風もなく穏やかな青空に恵まれました。いつもは雪の路上で行われる綱引きが、今年は乾いたアスファルトだったのが少し残念でした。しかし、東と西の住区に分かれて対抗する綱引きでは、大人も子供も童心に帰り、大きな掛け声が飛び交い本当に寒さも吹っ飛ぶような光景でした。

 ここ数年「ふるさとまつり」を見たことが無い、という入植世代の知り合いは「村にこんなに楽しいものがあるとは思いもよらなかった。楽しかった」と顔をほころばせていました。この感想がまつりを語り尽くしているのではないでしょうか。



        ポニー乗馬体験は子供たちに人気が高かった
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         餅つき体験。子供用の小さな臼も登場
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         雪中宝探し。番号札を手にゴールすればティッシュペーパーなどがもらえる
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        <テントの屋台ではうどんや豚汁などが無料でふるまわれた>
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        <雪が消えた道路で一休み>
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         <子供の部の綱引き大会に声援が飛ぶ>
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