2011.02.01 伝統の黒留袖
 新しい年を迎えたと思っているうち、早くも今日から2月。相変わらずの厳しい冷え込みの中「大潟村写真クラブ」の仲間と北秋田市へ撮影旅行へ行ってきました。
 北秋田市鷹巣の「鷹巣神社」で行われる「33歳厄払い合同祈願式」は、厄年に当たる33歳(昭和54年生まれ)の女性が、黒留袖に丸髷(まげ)姿という伝統的な姿で厄除けを祈願することで知られています。

 私は大潟村移住の翌年、写真クラブの撮影会で一度訪れた事がありますが、自分が住んでいる郷土の伝統行事を見、記録しておきたいと思い、写真クラブの小正月行事の撮影課題として有志5人で出かけました。

 男性の42歳と62歳、女性の33歳が旧正月の行事として、江戸時代あたりから各地でこの厄除け祈願を行うようになったと言われています。今日1日は大潟村でも、厄年を迎えた男女が村内のホテルで記念行事を開催していますが、北秋田市鷹巣で行われる合同祈願式は黒留袖と丸髷姿という珍しい伝統行事です。

 鷹巣へは国道7号を北上すること1時間。大潟村を出た辺りから積雪量がグンと増えているのがよく分かります。
この日、恒例の厄払い行事に参加した38人の女性たちは、艶やかな留袖姿でそれぞれ家族や夫たちに送られて「鷹巣神社」に集まってきます。時おり降りしきる雪の中、その姿はとても風情があります。神社周辺は積雪も多く、雪国らしい伝統行事に花を添えます。

 午前11時、主役の女性たち全員がそろって社殿へ向かいます。一年の厄年を無事に乗り切ることができるよう、宮司からお祓いを受け、厄除けを祈願していました。黒留袖姿の女性たちを収めようと、アマチュアカメラマンも10人ほど詰めかけていました。

 厄除けを済ませた女性たちは、通称「女の神様」として知られる「三吉神社」にも参拝しました。この後、商店街のにぎわいづくりに一役買おうと、鷹巣駅前の目抜き通りを行進して艶姿をお披露目しました。伝統の姿を一目見ようと市民も集まり、「きれいだよー」と励ましの言葉が上がっていました。

 町村合併で北秋田市とななった鷹巣は、旧鷹巣町です。
私にはとても懐かしい街です。父親の実家が現在の秋田北空港に近いところにありました。勿論その当時は空港はありませんが・・・・。春休みや夏休みはもちろん、冬休みにもよく実家に行きました。奥羽線「鷹巣駅」で下車し、「鷹巣駅」で「阿仁合線」に乗り換えたものです。その「阿仁合線」がその後、現在の「内陸線」となったものです。当時は同じ国鉄でしたから、駅舎は1つでしたが、現在はJRと「内陸線」の経営が分かれたため、駅舎がそれぞれにあります。
初めて見る「内陸線・鷹巣駅」でしたが訪ねてみました。

 屋根より高く除雪された雪の山の近くに駅舎がありました。赤々とストーブが燃え、通学の高校生らしい生徒が一人座っていました。

 「鷹巣」という街は、実はこのような事でも「縁」があるのです。


            <お祓いを受けた女性たちが、建て替えられた神社から出てきた>
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        <降る雪の中を艶姿が行く>
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        <「きれいだよ!」と声が上がった>
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           <普段はひっそりとした商店街。今日ばかりは賑わいが・・・>
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