いよいよ秋田も猛暑日に突入!暑さで汗がダラダラ流れます。でも山歩きに比べたら、まだまだこの程度ではへこたれません。

 
先月申請していたパスポート受領のため能代市へ行って来ました。市内に入ると、何故か車が渋滞。不思議に思っていましたが、程なくして理由が判明しました。能代市の「役七夕の運行」に出くわしたのです。
能代市は、中学3年から大学進学のため上京するまで住んでいた街です。
この七夕祭は、城郭をかたどった大きな灯篭の上にに一対のシャチを載せたものです。夜は中に明かりが灯され、それは幻想的で見事なものです。
笛や太鼓のお囃子を耳にした途端、何故か鳥肌が立ちました。懐かしさからでしょうか!?
直ぐ車をスーパー駐車場に入れ、カメラを持って撮影しながら、いつか遠い昔の記憶をたどっていました。


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 能代で生まれ育った人たちにとって七夕灯篭は、いつまでも忘れられない郷土の祭りだ、といいます。いわゆる血が騒ぐのでしょう。特に最終日、シャチは哀調に満ちたお囃子におくられ、火を点けられ能代大橋から米代川に流されます。川の流れに炎を映しながらシャチはあっという間に燃え尽きてしまいます。
消え行くものの哀れが、やがて訪れる厳しい冬を前に、覚悟を迫るような雪国の短い夏の一夜です。


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 就職などで故郷を離れてからは、お盆よりもむしろ七夕に合わせて帰省するほど、七夕が大事だ、という方もいます。私もふるさとを離れ、最後に七夕を見たのはいつだったのか。もう母親は亡く、孫を抱いて見せた記憶があるので10年ほど昔になるでしょうか。今日は偶然その七夕灯篭の運行を見る機会に恵まれたのです。




                    
 かつては秋田杉で賑わい「木都」と言われた能代市。しかし、材木離れや人口減少の影響で商店街は寂れ、いわゆるシャッター街となってしまった能代市。灯篭の運行すら危ぶまれると聞いたことがあります。
しかし、今日はどこから現れたのか、と思うほど大勢の人たちがお囃子や灯篭運行に加わり七夕を盛り上げていました。何と笛を吹いているのは中学生、半てん姿の若い娘は女子高生のように見えました。そこにさわやかさと同時に、街が抱える人口減少の影を見る思いでした。


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 帰宅後、地元発行の新聞で調べてみると、灯篭の数は8基、市民2千人が役七夕運航に携わったということです。
本当に祭りはいい、と強く感じました。明日夜、「シャチ流し」が行われ予定です。
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