2010.11.08 ヤマナラシ?
 自宅の周りに植えられているヤマナラシ(ポプラの一種)の葉が黄色に染まり、一段と深まり行く秋を感じます。

 このヤマナラシ、春先の芽吹きから秋の紅葉まで、何かと楽しませてくれるのでお気に入りの樹木です。
普通のポプラより葉が大きく、優しい風にヒラヒラと揺れ動き、強い風が吹くとザワザワ、サラサラ。まるで山が鳴るように聞こえるところからヤマナラシ、と言うのだそうです。
真っ青な空に、特にこの不可緑色が良く似合います。
成長が早く丈夫なので、緑が少ない干拓地に植樹されたのでしょう。
 
 まだまだ寒さが残る春3月、ヤマナラシの枝に若芽が膨らみ始めます。一定の大きさになると芽から茶色の房状の物が伸びてきます。その形はとても花には見えませんが、花なのでしょうか。
長さは10㌢にもなり、枝から一斉にぶら下がると、遠目には虫のように見えます。
一時期が過ぎると、この長い房状の物が落下、散乱した状態はまるで大きな虫の群のように見えます。
初めて見た時は正直、鳥肌が立ちました。

 この房状の物が落下すると、緑の若葉が出てきます。
初夏にかけて葉の緑が濃くなり、葉も大きく育ち、ヤマナラシは巨木の風格を備えます。太い幹の表面に、人の眼のような模様が現れて、他の木に見られない不思議な木です。
夏の暑さをやわらげ、突然の雨なら雨宿りにも役立つヤマナラシに親しみを感じます。

 秋のヤマナラシの葉は、鮮やかな黄色に染まり、松の緑と対比して明るい秋を演出してくれます。しかし、今年のヤマナラシは夏の猛暑のせいか、山の紅葉と同様、例年に比べて黄色がくすんで冴えません。
昨日今日、まるで音もなく舞い落ちる雪のように、ポプラの葉が一斉に散り始めています。
音もなく、と書きましたが、実際はヤマナラシの下にいると、音がするのです。
舞い落ちる木の葉の音。舞い落ちた葉は、絨毯を敷き詰めたように木の周りを彩ります。

 間もなくすると、すっかり葉が落ちたヤマナラシは、いつものように冬を迎えます。
真冬、吹雪で姿さえかすむヤマナラシ。今年もしっかり楽しませてもらいました。



                  <ヤマナラシの肌に見られる形。野鳥の巣箱が見えます>
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         <人の眼にみえませんか>
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